身近なことばに興味を向ける

研究

2020年05月28日

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【研究室FILE】宮城教育大学の教員の独創的な研究をご紹介します。

国語教育講座 准教授 津田 智史  

 

 私の専門は国語学です。国語学と聞くとどんな学問かピンとこないと思いますが、わかりやすく言うと、私たちが普段日常的に使っていることば(日本語)について研究しています。特に、現代日本語文法と方言学を専門にしています。

 宮城教育大学に着任してからは、ことばのおもしろさを学校教育の中でどのようにして児童・生徒に伝えることができるか、また国語科教育の中でどのようにことばの仕組みを学ぶ/教えることができるかの方法論についても研究しています。ことばそのものに目を向けてほしいという個人的な希望に加え、読解のうえで、なぜそのように読めたのか(理解したのか)についてことばの側面から考えることを国語科でおこなっていかなければならないという使命感から、そういったテーマでの研究をおこなっています。なかなかうまくいかない面もありますが、その分やりがいのあるテーマだと感じています。

津田 智史(ツダ サトシ) 准教授

 同時に、これから国語の教員を目指すみなさんにおいては、「ことばを話せる」から教えられるということはなく、教えるからには「ことばについて知っている」必要があることを、感じてほしいと思っています。それは、単に知識を得ればいいということではなく、ことばについて「不思議だな」「なんでだろう」と感じたときに、それを明らかにするための方法論やさまざまな観点を学んでほしいということです。

 ことばは私たちの生活から切り離せないものですし、それこそ水や空気と同じように当たり前にあるものであり、意識が向きにくいものでもあります。ただ、そこにはおもしろいテーマがたくさん埋もれています。日々のことばを振り返り、ぜひ身近なことばについて考えてみてください。

津田研究室について 国語教育専攻4年(2019年度) 勝又 琴那

 津田研究室では、津田先生の指導の下、現代日本語についての研究を行っています。SNSや実際の生活などで使われる比較的新しい言葉や反対に各地域に根ざした方言など幅広く「日本語」というものを対象として研究をしています。

 私自身の卒業研究のテーマは「言葉遊び」です。「言葉遊び」とは、駄洒落や語呂合わせのような言葉の発音の類似や同音異義などを利用した遊びのことです。研究では、ある特定の物語に焦点を当て、その中で使用される「言葉遊び」を逐一取り上げ、その一つ一つの表現様式を分析していくことで、その物語内での「言葉遊び」の立ち位置や役割、もたらす効果というものを解明しようと考えています。

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