附属学校部NEWS 2019/03

附属学校園

2019年03月10日

記事を気に入ったらシェアしよう

  • line
  • twitter
  • b!
  • facebook

附属幼稚園

焼き芋、おいしいね!

収穫の喜びを味わいながら

 柿、ビワ、梅、かりん、ザクロ…。附属幼稚園の園庭の木々は、季節ごとに様々な実をつけます。園庭で実った果実は、ままごと遊び等子供たちの遊びの材料になりますが、そのまま味わったりシロップを作って飲んだりと、幼稚園での日常的な食育にも使われています。
 園の畑やプランターでは、毎年様々な野菜を栽培しています。収穫した野菜は、採れたてを生のまま味わうだけではなく、保護者の皆様にご協力を頂き、サラダや汁物、おやつ等様々な形に調理し、保育中に美味しくいただきました。普段、食べることに対して苦手意識を抱いている子もいますが、自分たちで植え、作物が育っていく過程を見ることで、自分が口にするものに対して少しずつ興味を持つようになりました。
 今年度は、園全体でも食育に取り組みました。全学年で育てたさつまいもを使って行った焼き芋大会や年少のニンジン・年中のトマト・年長のジャガイモを持ち寄って行ったカレーパーティー。どちらも格別な味で、子供たちからは「おいしい」や「もっとたべたい!」という声がたくさんあがりました。また、食育を通じてみんなで一緒に食べることの喜びに気が付いた子もいたようです。「みんなとたべるとおいしいね!」という言葉がとても印象的でした。
 このような豊かな食の体験を積み重ねることで、食べることが更に身近になり、食への感謝の気持ちや喜びを感じられるようになることを願っています。子供たちの育ちを支える食育を、今後も展開していきたいと思います。

附属幼稚園 養護教諭 舘岡 悠里

皮むきも上手にできたよ!

 

附属小学校

ロボット教材をプログラミングで動かす様子

「プログラミング」に挑戦!

 「あっ、描いた絵が動き出した!」子供たちはタブレットPCと向き合いながらコンピュータに指示を出していきます。これは、2年生の情報の授業の一場面です。2020年から実施される新学習指導要領では小学校段階におけるプログラミング教育について明記されました。今年度から、本校でも1年生から6年生までに身に付けさせたい情報活用能力を整理し、体験的にプログラミングを学ぶ学習に取り組んでいます。
 子供たちにとってプログラミングの体験は新鮮なもので、夢中になって取り組みます。少し操作すると、初めて使う機器やアプリケーションもすぐにお手の物。子供たちの対応力の速さには驚かされるばかりです。学習を進めていくと、「楽しかった」だけで終わることなく、子供は様々なことに気付いていきます。「扇風機もプログラミングで動いているんだね」「信号機の点滅にも生かされている」など、自分たちの生活と関連させて考えることで、プログラミングによって生活が便利になっているということにも目を向ける姿も見られるようになってきました。
 このような子供たちの学びを支えるには、校内のICT機器や無線環境の整備が欠かせません。附属小学校では、それらの環境が整っていることが基盤となって、プログラミング教育を円滑に進めることができています。また、今年度は、新しいロボット教材等を導入し、子供が考えるプログラミング教育の実践になるように授業研究やカリキュラム開発にも力を入れています。
 本校のプログラミング教育は、まだ走り出したばかりです。充実したICT機器や整った無線環境があるという本校の強みを生かしながら、これからも楽しく学び、試行錯誤して考えるプログラミングの学習に取り組んでいきたいと思います。

附属小学校 教諭 大久保 達郎

どうすれば上手くいくかな

 

附属中学校

納得のいく話し合いをしようー言葉の技を活用してー

公開研究会の在り方を探る

 附属中学校では、「先導的・先進的モデルとしての実践と普及」を使命の一つとし、日々の教育実践に当たっています。「普及」という点における具体的な取組の一つが公開研究会です。平成最後の公開研究会を昨年11月に開催しました。
 今年度の公開研究会には二つの変革がありました。一つは、本大学の先生方との連携を更に強化したことです。附属学校園の公開研究会の特長の一つは、本大学の先生方の各教科・領域に関わる専門的な知見をご参会の先生方と共有できることです。そこで、今年度は教材研究や授業づくりへの協力だけではなく、公開研究会当日の授業解説(指導助言)までを大学の先生にお願いしました。各授業の背景にある学問的な知見や、これからの時代に求められる指導の在り方などについて、じっくりとお話しいただくことができました。公開研究会後も、大学の先生方と共に授業づくりの探求を続けています。
 もう一つは、教員免許状更新講習を同時に開催したことです。本校の公開研究会に参加することで、選択領域講習(6時間分)を履修したことになるという仕組みを整えました。今年度は、国語科と社会科で講習を行いました。受講された先生方からは、「理論だけではなく、実践という具体的な形で授業の在り方を学ぶことができた」「生徒が活動する姿を実際に見ることで、これからの授業をどのように作っていくべきかを具体的にイメージすることができた」といったご感想をいただきました。附属学校園の役割として、地域の先生方によりよい研修の場を提供することの意味を改めて確かめることができました。
 このように、附属中学校では、公開研究会の在り方を探って新たな一歩を踏み出しました。しかし、忘れてはならないのは、公開研究会も日々の教育実践も、生徒に力を付けるためにあるということです。よりよい授業を目指して、授業力を更に磨き、研究に取り組む。そして、その成果について各地の先生方からご意見をいただき、実践研究に生かす。この循環の中に、附属中学校の生徒一人一人の成長を具体的に思い描くことが、私たちの使命であると思うのです。

附属中学校 教諭 菅原 和朗

力の規則性ー形には意味があるー

 

附属特別支援学校

小学部 着衣水泳

「生き抜く力」を育てる防災学習

 本校では、防災学習の充実を目指して様々な取組を進めています。その中でも、初めての試みとしてチャレンジしたのが、「着衣水泳」と「防災ピザ窯作り」の二つです。非常時にどう動くかを知識として学ぶだけでなく、自分はどうするかを考えて実際に行動する中で、子供たちは様々なことを学んでいます。
 「着衣水泳」については、本校でも夏休みを利用してプールや海水浴を楽しむ児童生徒が増えており、万が一に備えることの大切さを強く感じています。水難事故に備えて、衣服を着た状態で水に入るとどうなるのか体験することから始め、救助の場面を想定して、しっかりと物につかまって避難することや、体を浮かせて助けを待つ学習などを設定して取り組みました。子供たちは、服が体に張り付く感覚に驚いたり、波に足を取られることの怖さを知ったりと、体験を通して学ぶことができました。
 「防災ピザ窯作り」は、中学部3年生の卒業制作として制作しました。ピザ窯ができることによって、野外で火を扱う調理活動や、保存食のナンを使った「ナンピザ」などの防災食作りのように、これまでできなかった新しい学習ができます。基礎となる土台から、一つ一つレンガを積んで制作する全ての工程を生徒が行いました。生徒たちは、泥だらけになって作業しながらも、完成したピザ窯を見ると、達成感に満ちた笑顔になっていました。これからどんな使い方をしていくか、学部を越えてアイデアを出し合い、学校全体の取組として発展させていきたいと思っています。
 防災学習の充実を進める中で、児童生徒が自ら考えて学び、生き生きと行動する姿がたくさん見られるようになりました。こうした姿が、本校で育てたい「生き抜く力」につながるのだと考えています。これまで大切にしてきた「生きる力」を土台として、子供たちが自らできることを最大限に活用して、助け合う、協力し合う、そんな姿を目指して授業作りをしていきます。

附属特別支援学校 教諭 貝森 義仁

中学部 防災ピザ窯作り

附属学校園

記事を気に入ったらシェアしよう

  • line
  • twitter
  • b!
  • facebook
  • オープンキャンパス
  • YouTube
TOP